東京・築地でウニを購入するならココ!美味しいウニが買えるおすすめのお店・仲卸をご紹介!

3月 30, 2024 | お買い物のコツ, 築地おすすめの店

東京でウニを思いっきり食べたい!築地で買えるお店をご紹介!

丸集のウニ

どうも!築地のサブちゃん、スタッフSです!!
築地専門の買い物代行スタッフとして日々、築地をうろうろしています!

今回はタイトルにもありますとおり、東京・築地でウニ(雲丹)が購入できるお店をご紹介してまいります。

ウニと言えば言わずと知れた、超高級食材。高級寿司店では一貫食べるだけで数千円、なんてことも・・・!今話題の豊洲、築地界隈や上野などの観光地には「うに丼」といった商品もありますが、ちゃんとしたお店だとけっこうなお値段してしまう、逆に安ければ安いで味が不安になってしまいますよね。外食でウニを食べるときはどうしても生殺与奪の権をお店に握られている感じがしてしまいます笑。信頼できる行きつけの飲食店があれば別ですが、ウニは素材そのものを楽しむ食材。できることなら産地や鮮度を分かったうえでウニを自分で購入し、自宅で存分にウニを楽しむというのが納得感という意味でもコストという意味でも良いと言えます。

また、ウニには通販もありますが、ウニは品質や価格の変動が激しいため価格を固定した通販だと注文のタイミングによって同じ値段でもまったく違うランクのウニが来たりすることもあり、市況や通販業者さんのクセが分かっていないとギャンブル性が高くなってしまいます(詳細はウニの通販について解説した記事をご参照ください)。そういう部分も加味するとウニはやはり店頭・対面で買うのがおススメです。

では東京ならどこでウニを買うのがいいのか、というところですが、そもそもウニは普通のスーパーには売っていません。またウニは高価なこともあり家庭用の需要はほとんどなく、基本的には寿司店など業者さんが仕入れる食材です。品質の劣化も早くお店の売れ残りリスクも半端ないため、鮮魚店でもほとんど見かけず、あったとしてもせいぜい一種類、二種類。ガンガン売れないのであれば毎日仕入れる必要性もないので、鮮度も日によってまちまちという状態になります。どんなに安くてモノがいい鮮魚店でもウニだけは別と考え、基本的にウニは業者さんをメインに相手にしていて扱い量も多いプロ向けのお店で買うのが最適解と考えるのがよいでしょう。

東京でプロも相手にしつつ一般の方でも買い物ができる市場と言えばやはり築地魚河岸!!築地魚河岸は豊洲の仲卸や売買参加者の直営店が軒を連ね、中にはウニに特化したお店や、ウニの仕入れに強みがあるお店もあります。プロ向けなので当然ぼったくりとは無縁。ご家庭でウニを楽しみたい一般の方も多く利用しています!1箱1万円以上は当たり前というウニを買うと言うことで、一般の方と言えどご家庭用のいいウニを手に入れようと吟味するその姿は、まさに業者さんも顔負けの真剣勝負。ただ、築地魚河岸でウニを扱っているお店も、ウニの種類も実に沢山あります。ウニの価格や商品への知識や理解度に加えて、お店の特徴なども知っていないと、品質に納得いかないウニ、ニーズや予算に合わないウニを買ってしまうことになってしまうかも・・・!?

築地魚河岸の買い物代行業である我々築地のサブちゃんも、一般の方に築地でウニを買う時には失敗していただきたくない・・・!ということで、この記事では美味しいウニを安く買うためのコツや基礎知識、東京・築地で美味しいウニが買えるお店をご紹介します!是非この記事をご一読いただき、世界からトップの品質のウニが集まる東京は築地で、是非ご自身のニーズにピッタリのウニを手に入れてください!!
※本記事の写真は2024年3月以前に撮影されたものです

築地でのウニの販売時期は?旬はあるの?

国産のメイン産地は北海道!一年中、品種と産地が変化するのが特徴

いいウニを買うにはまずウニを知ること!!ということでまずは築地でのウニの販売時期とシーズンを整理しておきましょう。

まず基本的にウニは通年手に入る商品です!

日本におけるウニの一大産地は北海道というのは皆さんご存知だと思いますが、じゃあ北海道のどのへんで?というとこのあたりからよく分からない、という方も多いのではないでしょうか?

実は北海道沿岸はほぼ全域にわたってウニ漁がおこなわれているのですが、資源保護や旬の観点から、このエリアは◎月から●月までといった感じでエリアによって漁期が定められています。つまりウニは通年で手に入りますが、時期によって獲れるエリアや、獲れるウニの種類が違うということをまず押さえておきましょう。例えば利尻島でウニ漁をしていないときに食通ぶって「利尻のウニはあるかい?」なんてお寿司屋さんとかでカッコつけると「こいつなんも分かってねえな」と赤っ恥をかくことになるわけですね笑。

漁のエリアと時期が限られているゆえに、ウニは豊漁・不漁の影響が大きく、値動きが激しい商品となります。「半年前に買った5000円のウニが美味しかったから、今回も5000円で美味しいウニが買いたい」みたいな発想は、非常に気持ちは分かるのですがこれまた「こいつなんも分かってねえな」となってしまうということですね。これ冗談抜きで、5000円でムチャクチャ美味しいウニが買える日もあれば、5000円払っても賞味期限当日のウニでさえ買えないときもあるのです。

北海道で獲れるウニはおおよそ「バフンウニ」と「ムラサキウニ(キタムラサキウニ)」の2種類。産地によってどっちのウニが主流かが違います。バフンウニは比較的通年入荷があり、ムラサキウニの方が季節により入る・入らないがハッキリしています。

サブちゃん営業時に、よく「バフンウニとムラサキウニのどちらが美味しいですか?」と訊かれるのですが、産地と時期、メーカーの処理などの品質に拠るので答えようがないというのが正直なところです。一般論として無難に答えるのであれば、味が濃いめでコクがあるのがバフンウニ、あっさりして上品な甘みがあるのがムラサキウニという感じでしょうか。ひとまず時期や産地を加味せずに「バフンウニの方が美味しい」と断言しているネット記事などは話半分で聞いておいた方がよいでしょう。誠実な業者さんであれば、その時の入荷状況も踏まえた上で「最終的には好みの問題だけど、今この時期に同じ値段を出すのであれば○○ウニがおすすめかな」といった感じで答えるのではないでしょうか。

積丹のウニ

というわけでウニについては「ウニの旬は夏!」「美味しいのはバフンウニ!」などという単純な話ではなく「この時期はこんなエリアの、こんなウニが美味しい」という考え方をするのがよいでしょう。例えば上の写真の積丹のムラサキウニは6月~8月が漁期なのですが、良質な昆布を食べて育っており甘みが強く、ファンが多いウニです。「夏のお盆前まであたりなら積丹のムラサキウニが美味しい」というように季節によって産地と種類を把握しておくとその時期ならではのウニが見つけやすくなります。こうしたウニが安く出ていたら狙い目ということになりますね。

国内のウニは他にも東北のムラサキウニや九州や瀬戸内の赤ウニなどの商品が入ってきます。これらも漁や出荷の時期が決まっているので、知っておくとシーズンを逃さず買うことが可能です。

築地のサブちゃんなら旬のウニの情報を毎週配信!美味しいウニを買い逃さないためにも是非LINE友だち登録を!

ロシア産・北方四島産は秋を除いて安定傾向

北海道のウニはエリアによって漁期が細かく決まっていますが、北海道のすぐお隣、ロシアでは秋の一部を除いてほぼ通年ウニ漁がおこなわれており、物量が安定しています。

ロシア産のウニと言った場合、そのほとんどは北方四島沿岸で水揚げされたウニとなるので漁場はほぼ北海道の道東と思っていただければOK。北方四島で水揚げされたウニの多くはそのまま北海道のメーカーに運ばれて選別・加工されるので、北方四島産と言っても水揚げされる場所がロシアの北方四島というだけで、北海道のウニと品質は大きく変わないと思っておいて問題ありません。敢えて言えば、北海道までの輸送のタイムラグの分だけ鮮度に影響があるかもというのはありますが、基本的には活かして輸送するため、ものすごく気にするものでもないでしょう。

この北方四島のウニは北海道での漁期に不漁の時でも比較的安定的な物量があるため、海外産だからと切り捨てず、積極的に見ておくとよいでしょう。国産品が高い時期や、国産品の品質がイマイチなものしかないときは、ロシア産を購入するほうが美味しいウニを安くゲットできる可能性もありますよ。

養殖のうにもあるものの値段はやや高め

養殖ウニ

ここまで紹介した北海道産のウニ、ロシア(北方四島)産のウニは基本的にどちらも天然のウニですが、実はウニには養殖ものもあります。

ウニの養殖なんて聞いたことない!という人も多いかもしれませんが、実は近年、世界的にウニは養殖シフトが進んできています。国内ではまだシェアは少ないですが、今後は養殖が主流になるなんて日もあるかもしれません。

ただ、写真を見てお分かりいただけるように、養殖ウニはけっこうお高め。旨み成分のあるえさを与えているので味はバッチリで品質も安定しているのですが、まだ天然ものに比べると高価な商品となっています。ただ、天然ものが不漁などの理由で同じお金を出すのであれば養殖の方がいい!なんてシーンもあるかもしれません。ある程度の予算で品質重視のウニをお求めであれば、養殖もののウニも忘れずチェックしてください。

ロシア以外の海外産は築地では少数派。気になるときは仕入れの経緯や品質を確認するのがおすすめ

アメリカ産うに

そのほか、アメリカ、カナダなどのウニを築地では見かけることがありますが、極めて少数派。もちろん価格のわりに味が美味しいものもありますが、基本的にそうした海外品は回転寿司店チェーンなど安価なウニを大量に必要とする業者さん向け。ちょっと特殊な経緯や訳アリで入ってきていて、そうでもない・・・というものも混じっています。

気になった場合はお店の方に「これはどんな味?」「産地が珍しいですけどおススメなんですか?」などと訊いてみるのが吉!美味しい場合はおススメしてくれますし、訳アリの場合は、それも教えてくれると思いますよ。

ちなみに、激安回転寿司や業務食材店ではおなじみのチリ産冷凍ウニは築地ではほとんど見かけません・・・。欲しい場合は業者さん向けのお店で聞いてみると取り寄せができるかもしれません。見かけない理由は察してください・・・。

築地で買えるウニの種類・形態の一覧

築地で買えるウニの産地や季節についてざっくり把握したら、次はどんな種類のウニが買えるのか、を見ておきましょう。

ウニと一口に言っても、その商品形態はいろいろ。それぞれの特徴をきちんと把握して、ご自身のニーズにあった商品をチョイスできるようにしましょう!

最もポピュラーなのは”箱ウニ”!サイズ・種類いろいろ!ミョウバンの有無にも要注目

箱ウニ

 もっともポピュラーなウニがこちらの「箱ウニ」。ウニを木箱に並べて売っているので「箱ウニ」と言います。「板ウニ」や「弁当箱のウニ」とも呼ばれたりしますね。

ウニを殻から外して1粒1粒丁寧に並べていくことから非常に手間がかかっており、また、寿司店などでショーケースに飾られて映えるのもこの箱ウニであるため業者さんが求めるのも基本的には箱ウニとなります。そんなこともあって、安いものから最高級品まで、種類や価格の幅が最も広いのがこの「箱ウニ」となります。

箱ウニは小さいものから大きなものまで、容量もバラバラ。スタンダードなのは上の写真の250g入ですが、40g、60g、90g、100g、120g、200g、250g、300gなどけっこう種類があって、特に90g~120g、200gと250gなどはパッと見ではどちらがどちらかよく分からないので、店頭でグラムが分からない時はお店の方に訊いてみるとよいでしょう(勝手に触ってタグを見ようとするのは崩れなどにつながるおそれがあるので絶対に避けましょう)。

箱ウニ

ちなみに、こんな感じでざるに入っているものもありますが、これも箱ウニの一種。木箱以外にもプラケースや重箱に入っているものもありますが、基本的には殻から外したウニをそのまま並べているものは「箱ウニ」としてくくってしまって問題ありません。

国産みょうばんなしのウニ

箱ウニは殻から外したウニをそのまま並べるため、品質の劣化を防ぐために「みょうばん」を使用しているものと、逆に使用していないものがあります。後段でウニとみょうばんについては詳しく解説しますので、いったんここでは箱ウニにはみょうばんを使用しているものと不使用のものがある、という部分だけ押さえておいていただければOKです!

いろいろ述べましたが、ひとまず箱ウニは

・サイズ、産地、種類、価格も一番バリエーションが豊富
・特に内容量は見た目で差分が分かりづらいので注意
・みょうばんあり、なしとがあるのがポイント

と言う部分を覚えておきましょう!

すぐ食べるなら塩水ウニ&瓶ウニ!!みょうばん不使用、風味が違う!!

塩水ウニ

次にご紹介するのは塩水ウニ。

塩水ウニとは名前からも想像がつく通り、ウニを海水と同じ濃度の塩水に漬けて流通・販売させている商品です。箱ウニと違って空気に触れないため、みょうばん不使用で、ウニ本来の風味を楽しむことができます。一方、箱ウニと比べて日持ちがせず、輸送の過程で水中でどんどんと粒が擦れて小さくなっていったりというデメリットもあるので、形はそこまで気にしないという方や、買ってすぐ食べるという場合は非常におススメですが、見た目や日持ちも重視したいと言う場合にはあまり向かない商品となります。

また、単価についても、塩水ウニはだいたい1パックに100g入なので、250g入りがメインの箱ウニと比べるとやや割高な場合もあります(100g4000円の塩水ウニと250g10000円の箱ウニはグラム単価が同じですね)。少しでいい場合は問題ないのですが、たくさん必要な場合、塩水ウニだとけっこう高くなってしまうこともあるのでその点もご注意ください。

瓶ウニ

塩水ウニと似た商品で、瓶ウニ(瓶入り生うに)という商品もあります。これは生のウニを瓶詰にしたもので、基本的には塩水ウニと同じく、むきたての生ウニを滅菌処理した海水とともに瓶に詰めた商品で、ウニ本来の味が楽しめると大評判の商品です。特に写真の大千(だいせん)というブランドの瓶ウニは人気。季節も限られているため入荷情報にご注目です。

牛乳瓶ウニ

牛乳瓶ウニというのもありますが、これも基本は瓶ウニと同じ!単純に使用している瓶が牛乳瓶と同じ形なので牛乳瓶ウニというわけですね。このウニも日持ちはしないものの、もちろんみょうばん無添加で美味とされています。

塩水ウニ、瓶入りの生ウニ、牛乳瓶ウニとご紹介しましたが、ひとまずは

・みょうばん無添加で自然に近い状態なのでウニ本来の味が楽しめる
・日持ちはしないのですぐ食べる場合はおススメ
・100gあたりの単価は箱ウニの安いものよりも高い場合もあるので注意!

という特徴を押さえておけばいったんOKです!

塩水ウニは基本通年見かけますが、瓶ウニ、牛乳瓶ウニは季節限定商品!築地のサブちゃんなら入荷時にはLINEにて情報が配信されるので、お買い逃がしがないよう是非LINE友だち登録、よろしくお願いいたします!

旬の時期は殻付きのウニも!もちろん無添加!観光客相手のお店には要注意

殻付きウニ

箱ウニ、塩水ウニ以外の築地のウニと言えば、殻付きウニ!

水揚げされた新鮮なウニをそのまま輸送してきているので鮮度もバッチリで当然無添加!そのまま食べもよし、ウニ汁にしてもよし、という商品で、築地のサブちゃんユーザーさんにも大人気です!

殻付きウニ

殻が剥いているものは加工賃もあってそれなりのお値段もしますが、殻があいていないそのままのウニの場合は、けっこうお安く手に入ることも!キッチンばさみでけっこう簡単にむけてしまうので、お安いお店で殻付きウニを買い込んで、ご自宅で楽しむなんてのもおススメです。

殻付きウニでご注意いただきたいのは築地の中でも観光客向けのお店!一見殻付きウニのように見えますが、実はウニの殻に全然違うウニを盛ってしれっと販売している、というお店もちらほらあります。もちろんプロ向けのお店が集まる築地魚河岸の中にはそんな店はありませんが、築地4丁目界隈の「その場で食べられる」系のお店には、そういったお店もありますのでご注意ください(見たらすぐ別のウニを盛っていると分かるので彼らも騙しているつもりではないのかもしれませんが)。

というわけで殻付きのウニは

・新鮮で無添加
・殻が剥いてあるものもあるが、そうでないものは安価な場合も!
・観光客向けのお店の商品に要注意

というポイントを押さえておきましょう。

冷凍ウニ・塩ウニ・蒸しウニなどもありますが、築地ではかなり少数・・・

冷凍ウニ

ここまでご紹介した、箱ウニ、塩水ウニ、殻付きウニは基本的には「生うに」。寿司店などのプロが仕入れにくる築地では圧倒的に生うにの需要が多いので、ほとんどのお店は生うにしか置いていないのですが、たまにウニの加工品も見かけます。

最初にご紹介するのが冷凍のウニ。冷凍のウニと言うと代表的なのは激安回転寿司や海辺のぼったくり観光地などでおなじみのチリ産の激安ウニですが、さすがに築地ではそういった商品はほとんど需要がないので、冷凍と言っても国産品のしっかりとした商品が主流となります。値段も冷凍だからすごく安いということもありません。

ただ、そんなこともあってか、扱いは極めてまれ。買う側としても、特殊な事情を除いて特に冷凍ものを買う意味合いもないので、余程冷凍でなくてはならない理由などがない場合は、普通に生うにを買っておくのがよいでしょう。

塩ウニ

観光地のお土産で見かける瓶ウニの塩ウニ、練りウニも築地ではかなりちゃんとした商品しか見かけません。写真は1本1万円超の赤ウニを使った瓶ウニです。観光地のお土産くらいの品質と価格帯を想像しているとちょっと面食らってしまうかもしれません。

もちろん、1本1000円程度の練りウニもないことはないのですが・・・それを築地で売る意味合いも買う意味合いもあまりないですよね、というのが正直なところです。

缶入りのむしうに

さらに缶入りの蒸しウニというのも築地では扱いがありました!蒸すことで水分が飛び、味が濃厚になっているので、そのまま食べたり、ウニご飯にしたりと調理方法もいろいろあります。が、これも生うにと比べてムチャクチャ安いかと言われると、ちゃんとした商品だけにそういう訳でもないので、用途や生うにの相場などを見ながら選択肢に入れるかどうか、くらいでよいかもしれません。また、蒸しウニは通販で買ってもそれなりのお値段するので、築地で安く売っている場合に試しに買って見るのは良いかもしれません!

というわけで、加工品のウニは

・生うに需要が高く品質重視の築地では加工系のウニは少数派
・ある時も高品質商品がメインなので価格メリットはさほどない
・加工品である必要性と通販などと比較した際の価格メリットがある場合に検討

というのがポイントとなりそうです。

築地で売っているウニの価格帯と相場 美味しいウニを安く買うコツとは?

ウニの価格

さて。ここまでウニの産地や種類をいろいろ見てきましたが、まだまだウニに関しての勉強は続きます。

お次は皆さん気になる価格についてです。

美味しいウニを安く買うにはウニの価格がどうやって決まっているのかを知っておくことが肝要!よく分からないまま適当に予算設定すると、全然予算におさまるウニがなくて何も買えなかったり、予算におさまっても品質がイマイチのものしか買えずに「あの店のウニはマズイ!」などと見当違いの悪態をついてしまうことになります。しょうもない失敗をしないためにも、ウニの価格についてしっかりと学んでいきましょう。

ウニの価格の決まり方とは?変数が多く相場の値動きも激しいので注意

ウニの価格は様々な要因で変化します。天然の魚と同じく、需給による相場の変動はもちろん、産地や見た目、鮮度など様々な要素を踏まえて、日々、豊洲ではウニの競りが行われています。

ここではポイントを絞ってウニの価格が決まる要素を解説していきますので、ご一読いただければ「今日のこのウニはどうしてこの値段なのか?」という部分が何となくつかめると思います。そうなればしめたもので、あとは「このウニがこの値段なら納得だ!」というご自身の基準でウニを買っていけばOKということになります。

お店にとってもウニはそもそも利益率が高い商品で、なおかつ鮮度が命の商品で売れ残ると一気に値段が下がるリスクも抱える商品なので、築地ではウニは基本的に適正価格か、それより安く売られていることがほとんど。お店との変な駆け引きは必要なく、いかに自分の軸を持ってウニを選ぶかという部分が重要。この記事を読みながら「自分はこのポイントにお金を出したい、ここには出さなくてよい」という軸を作っていただければと思います。

ウニ価格ポイント①:産地・季節・需要と供給量

ウニの産地

ウニの価格が決まるポイントのひとつめが産地や季節、需要と供給量など。要するに、流通量に起因し、相場を左右するような部分となります。

冒頭でも解説した通り、国産ウニの主産地である北海道ではエリアごとに漁期が決まっていて、漁が盛んな時期もあれば、秋頃など、ほとんど漁がおこなわれない時期も存在します。漁があっても時化や不漁でなかなか取れない、となればたちまち流通量が減り、値段が上がります。逆に豊漁で比較的物量が多ければ安くなったりもします。この波がウニの場合はけっこう激しく、季節によって値段が大きく変動するというわけです。信じられないかもしれませんが、この間まで5000円で買えたクラスのウニがあっという間に1万円超えなんてことは日常茶飯事です。また、漁の状況だけでなく、競りでの取引ということもあり、年末年始などの需要期や、海外富裕層や訪日観光客のウニ需要の高まりなどにも相場が影響を受けやすい傾向にあります。これは個別のウニと言うよりウニ相場全体に影響をしてくるイメージで、いいウニから悪いウニまで、一斉に高くなったり安くなったりするような感じと捉えてください。

ただ、漁の状況や競り場の状況などは一般消費者の方にとってはよく分からない情報だと思いますので、いったんのところは

・一般にウニは国産の方が海外産よりややお高い傾向にある
・需給で相場が変わりやすいので、ウニを買う前には「今のウニ相場の傾向」をつかむのが大事
・高い時期はいいものから悪いものまで全部高いので「いっそ買わない」という選択肢も持つ

という部分を押さえていただければと思います。

「ウニ相場の傾向」なんてどうやってつかむんだよ!と思われるかもしれませんが、それは築地のサブちゃんスタッフに聞いてください!毎週お店を問わず築地のウニの末端価格を写真で記録している築地のサブちゃんならバッチリ回答できますよ!毎週築地のサブちゃん公式LINEで配信される店頭写真を見て傾向をつかむのもおススメです!ウニ好きの方は是非この機会に友だち登録を!

ウニ価格ポイント②:メーカー・ブランド

はだてのウニ

ウニの価格が決まるポイント2つ目はブランド・メーカーです。

ウニは殻付きのウニを除けば基本的にはメーカーにて加工されて流通しています。メーカーは新鮮かつ高品質なウニを浜から仕入れるバイイング力と、仕入れたウニを選別して最高の状態で商品化し、スピーディーに出荷する加工力が問われるということになります。当然、それらの技術に抜きんでた、評判のいいトップブランドが存在し、それらのブランドのウニは価格が高くなります。ただ、その分、これらのブランドのウニを買っていれば、まず間違いはなく、ブランドでウニを選ぶ価値ももちろんあります。

豊洲に入るウニのでトップブランドとされるのは以下の4つです。

■羽立(はだて)
■東沢
■橘水産(まるひろ)
■大千

これらのブランドのウニは物量が限られている上、競りでも人気が集中するので、競り落とすだけで大変。2024年の初競りでは、はだてのウニの10枚組セットが150万円で落とされニュースにもなりました。

築地魚河岸でもこれらのブランドを扱うお店はごく限られており、買いたいときに買えるとは限らない点にもご注意ください。

築地丸集本店の橘のウニ

時期によってはこうしたトップブランドのウニの小さいサイズがお店に並びます。グラム単価はお高めですが、トップブランドのウニを数万円払わずに購入できるチャンスとも言えます!

ウニの価格をチェックする際にはこうしたブランドにも注目した上で「こっちのウニを買うなら、ちょっと量は減るけどトップブランドのこっちを買ってみようかな」などといった判断ができるようになるとGoodです!!

ウニ価格ポイント③:見た目(粒の大きさ・並び・色味)

まるひろの2番のうに

ウニの価格が決まるポイント3つ目はずばり「見た目」です。

 皆さん、上の写真の橘水産まるひろのウニ、これは豊洲の競りで「2」の札がついています。つまりこの日の豊洲の競りで2番目に高かったウニですが、見た目にご注目下さい。一粒一粒のウニが大振りで、色も黄色で均一、それらがきれいに並んでいます。これがいわゆる「最高級のウニ」の見た目だということをまずしっかりと覚えてください。

つまり、ウニは

■粒が大きければ大きいほど良しとされる
■色味が黄色く明るいほど良しとされる
■きちんと箱に並べてあるものほど良しとされる

ものであるということです。

当然、これらの見た目を高い水準で満たしている商品は値段が上がり、そうでない商品は値段も下がるということですね。

並びとバラ

分かりやすいのは並びですね。写真は同じ浜中小川ブランドですが、左が並び、右が「バラ」と呼ばれます。一般に並びの方が手間がかかっている分、高くなる傾向にあります。

ウニの色味

色味についても、基本的には黄色(白とも言われます)の方が良しとされ、赤みがかった個体は黄色いものに比べて割安になる傾向になります。写真は同じ塩水ウニでも黄色いメスと赤いオスで微妙に価格が違う例となります。ちなみに、味はメスのほうがあっさり目で上品、オスの方が濃厚とそれぞれ個性があるので、黄色の方が味がいい、という訳でもない点には注意が必要です。

丸勝のウニ

黄色と赤以外にも、ウニには個体差があるので、茶色がかったもの、黒みがかったもの、黒い筋や斑点があるものなどいろいろあります。これはウニが食べている昆布の色素等の影響でこうなっているだけで味や品質には何の問題もないのですが、なんとなく見た目が悪いとされてしまい、黄色で統一されているものに比べると割安になる傾向になります。

無選別のウニ

これらの要素を極限まで排除したのがこちらの「無選別」のウニ。

文字通り、大きさも色も、並びも全部バラバラです。ただし、その分、味のわりに、非常に割安となります。

このように見た目はウニの価格を左右する大きなポイントとなり、同じブランドでも並びか、バラか、色が均一かどうかなどで大きく価格差が出る場合があります。ひとまずここでは

■粒の大きさ、並び、色などの見た目がウニの価格には大きく影響する
■同じ鮮度、産地であれば、並びや色などの差分は味にはほとんど影響がない
■見た目にもお金を払うか、見た目にこだわらず割安なものを狙うかの軸はあらかじめ決めておくのが吉

という部分を押さえておきましょう。

お寿司屋さんで、ショーケースに美しいウニを並べるなどあればもちろん、色や並びにもこだわりたいところですが、一般家庭で手巻き寿司やウニ丼にするという場合は、そこまで見た目にこだわる必要はないでしょう。ここにお金をかけたいと思うかは人それぞれなので、購入前にご自身の判断軸をしっかり持っておきましょう。

ウニ価格ポイント④:賞味期限までの期間

賞味期限間近のウニ

ウニの価格が決まるポイント4つ目は賞味期限までの期間、すなわち鮮度です。

ウニは非常に鮮度落ちが早い食品で1日経つごとにどんどん商品が劣化していきます。具体的には見た目が溶けてきたり、味に苦みが出てきたりといった具合です。そうなってくると商品価値は下がってくるので、賞味期限が近づいてくると価格が下がってくる傾向にあります。

逆に言うと、その日に豊洲で競り落とされた、まだ賞味期限がたっぷりあるウニが割安だったらそれはお買得ということ!ウニを購入する際は賞味期限も気にしておくと、重要な判断軸となりえますので、頭に入れておきましょう!

ちなみに、ウニは基本的に買ったらすぐに食べるのが推奨される商品です。新鮮なウニを10000円で買ったのに3日後に食べていたら、3日経過した7000円のウニを食べているのと一緒ということになります。買ったウニを翌日以降に食べるということは、その値段で買った意味がなくなってしまうくらい勿体ないこと、だとお考え下さい。

ウニの美味しさと価格は相関しているのか?

丸集のウニ

さて。ここまでウニの価格を決める要素をいろいろご相談してきましたが、皆さん気になるのは「高いウニほどおいしいの?」という部分ですよね笑

結論から申し上げますと、高ければ高いほどウニは美味しいと言って問題ないでしょう。

先ほどから申し上げております通り、ウニは水揚げされてメーカーに運ばれたのち、選別されて商品化されます。当然、いいウニを仕入れた際にはいい加工を施して、高く販売しようとメーカーは考えるでしょう。逆に並みのウニやイマイチなウニは、手間をかけず割安な商品として流通させて、割安なウニを求めるニーズを拾いにいくと考えるのが自然です。そういう意味では基本的にはウニは高ければ高いほどよい、すなわち味についても間違いないということになります。

ただ、同じ程度の価格帯のウニで1000円、2000円程度の微妙な価格差がある場合があります。こういう場合は100%高い方が美味しいとは限りません。色や並びなど、味とはあまり関係ない部分での価格差や、新鮮な4000円のウニと賞味期限が近くなって5000円まで値下げされて売っているウニではどっちの方が味がいいかは食べてみないと分かりません。このあたりの微妙な価格差は必ずしも味や品質を反映しているとは限りませんので、早合点せず、「なぜこのウニはこの値段なのか」をしっかり考えながら買うことが肝要です。

ウニはお店にとってもハイリスク。仲卸や店舗のポリシー・スタンス・販売方法を知るのも重要

丸集の倒れたウニ

ウニの価格は様々な要因で決まってくるわけですが、それを仕入れるお店のスタンスを知るのも非常に重要です。

ウニは単価も高く傷みやすいので、扱うお店にとってはリスキーな商品。売れ残ったらどんどん価値は下がっていきますし、上の写真の通り、輸送の際の扱いで商品が「寄って」しまったりすると、それだけで売り物にならなくなったりします。街の魚屋さんやスーパーでウニを見かけないのはこのリスクのせいもあるのです。当然、築地でもウニを扱っているお店は限られています。

ウニを扱っているお店でも仕入れのポリシーやスタンスは各店舗で異なります。色んな種類を大量に仕入れて割安に販売しているお店、競りで安く買えた時だけ店にウニを並べるお店、自身の取引先が満足する品質のものだけをしっかり確保するお店、など様々です。基本的に築地のウニの販売価格は売れ残りを避ける意味でもどのお店でも「適正価格」となっているので変に勘ぐる必要はないのですが、お店ごとの特徴や強みを知ることで、より自分の求めるウニに近づくことができるでしょう。

通販の方が安く買える?というギモンについて

安く買うと言う意味ではウニを通販で買うと言う選択肢はどうなの?という方もいらっしゃる方もいるかもしれません。

結論から言えば、ウニは通販を利用するより店頭の商品を買うのがおススメです。

例えば通販で「1万円のウニ」という注文が入ったとしても、前述の通りウニは値動きが激しい商品のため、その売値で用意できるウニの品質は日によってまちまちということになります。したがって、ウニの通販・お取り寄せの多くはその値動きを吸収できるように実勢価格に関係なく相場より高めの値付けになっているか、その日その価格で競り落とすことができたランクのものを発送するかいずれかの仕組みになっていることが多いです。お客様が同じお金を出したとしても、買えるウニにはけっこう幅があるし、品質が良いものが買えたとしてもその分割高な金額で購入してしまうリスクもけっこうあるよということになります。

なので、基本的に通販で、満足いく価格でそれに見合ったウニを買うのはけっこう難易度が高く、いい時期にいいタイミングで買えるかという運の要素もあるということです。これは通販業者さんが不誠実とかいう話ではなく、ウニの流通の構造上、やむを得ない部分と言えます。

ウニの通販・お取り寄せにはそんな難しさがあるので、基本的にはお店で実物を見ながら買うのが特に推奨される食材だとお考えいただくのがよいでしょう。

ただ、もちろんこれは「フツーの通販」の話。

築地のサブちゃんは、築地にある鮮魚・青果の小売り市場「築地魚河岸」の商品を東京23区に当日配送(その他エリアへの発送も対応)する買い物代行サービスです。

築地魚河岸は中央区が設置した小売市場で豊洲市場の仲卸がお店を構えていることから、豊洲の早朝のセリで競り落とされたウニがそのまますぐに運ばれて店頭に並びます。築地のサブちゃんはそれを買って当日配送するため、朝に豊洲で競り落とされた一級品のウニをその日のうちに手に入れることができます!

サービス日に撮影した築地魚河岸の売り場を見ながら、現地でお買い物をしているのとほぼ同じように買い物を進めることができるので、その日築地魚河岸で売っているウニの実物と価格を見ながら、何を買うかを選ぶことができるのも他の通販サービスにはないバリュー。店頭での商品代金+買い物代行手数料というシステムなので、商品価格にサブちゃんの利益は上積みされておらず、ウニの実勢価格と商品内容の乖離も起こりづらいのも特徴です。

ご利用可能日・配送エリアや手数料など、詳しいご注文方法はこちらをご覧くださいませ。当日配送エリア外への発送はこちらをご覧ください!

ウニを割安に買うポイントは「タイミング」と「判断軸」

大仲の大サービスうに

長々とウニの価格について述べてきましたが、ウニを割安に購入するのに重要なのは購入する「タイミング」と「判断軸」となります。

タイミングは言わずもがな、そもそも相場の高い安いのタイミングが大前提としてあります。相場が高いときにはどんなに頑張っても安くは買えませんし安いものを買ったらとんでもない品質のものだった、なんてことも往々にしてあります。また、相場が安い時期でもその時にお店側が割安なウニを仕入れているかどうか、それを逃さずにゲットできるかというのもまさにタイミングとなります。ウニを安く購入するには、自分が必要としているタイミングと相場が安いタイミングがマッチする運の要素も必要なのです。

またウニを買う時の判断軸があやふやだったりズレていたりするとウニを割安に購入するハードルが一気に上がります。判断軸があやふやだと、色や並びが揃ったウニを「おりゃあ!」と購入した後から「いや、後から冷静に考えたら色や並びにこだわる必要はなかった・・・」なんてことになったり、逆に「250g3000円の予算で美味しい国産バフンウニが食べたい」というハッキリした判断軸があったとしても、その条件を揃えるのがあまりに非現実的だと1年に一回もその条件に合致するウニが現れず、一年ウニ抜き、なんてことも起こります。

ウニは価格が変わりやすいという大前提に立って「この値段で買えなければ諦めよう」とか「多少値段が上がっても美味しいウニが欲しい」といった具合に自分の譲れない部分と妥協してもOKな部分をハッキリさせておけば、当日市場の雰囲気に飲まれて変な失敗をするということもないというものです。

ちなみに、築地のサブちゃんなら毎週築地のウニ売り場の写真が送られてくるほか判断に迷う場合はスタッフと相談しながらウニを購入することもできます!ひとまずウニの情報だけならLINE友だち登録しておけば無料でゲットできるので、ぜひぜひこの機会に築地のサブちゃんをLINEのお友だちに追加してみてください!

やっぱり「みょうばんなし」のウニが美味しいのか?というギモンについて

みょうばんなしの箱ウニ
塩水ウニ

まだまだ講釈が続いて恐縮ですが、お次はみょうばんについてです。

ここまで、箱ウニにはみょうばんが使用されているものとそうでないものがある、とか、塩水ウニにはみょうばんが入っていないなどと言っていましたが、そもそも「みょうばん」とは何なのか、それがウニの品質や値段にどう影響してくるのかというところは説明をしてきませんでした。

皆さんこのあたりは気になっているというと思うので、ここで、みょうばんとウニのぶっちゃけ情報を挟んでいくことにしましょう。

そもそもみょうばんって何?なんでウニに使うの?

みょうばんの正式名称は硫酸アルミニウムカリウムと言います。皆さんも小学生の頃、理科の実験でホウ酸やミョウバンといった感じで使ったことがあるのではないでしょうか。みょうばんは芋や栗、根菜のアク抜きのほか、煮崩れの防止など食品にはよく使用される添加物です。みょうばんを使っていないウニが「みょうばん無添加」と表記されるのはまさにそういうことですね。

みょうばんがウニに使用されるときは、塩水にみょうばんを溶かしたものにウニを漬け込む形で使用されます。こうすることで、ウニの酸化を防ぎ、身が溶けてしまうことや、酸化による臭みがでることを防止することができます。

ただこうしたメリットがあるにもかかわらず、みょうばんは悪者扱いされることが多い添加物です。そもそも「添加物」というワードそのものに拒否反応を示される方も一定数いらっしゃいますが、何より多いのは「ミョウバンを使っているウニは苦くて美味しくない」という言説です。これについてもう少し掘り下げていくことにしましょう。

実は適切な量のみょうばんは無味無臭!使用量に表示義務がないことが誤解を生みがち!

みょうばん極少量のウニ

産地で獲れたてのウニを食べる場合を除いて、東京に流通しているウニ、特に箱ウニのほとんどにはみょうばんが使用されています。初競りで10箱150万円で競り落とされたあのはだてのウニにも、トップブランドである橘のウニにも東沢のウニにもみょうばんは使われています。それでも高級寿司店はこぞってこれらのウニを買い求め、お客さんに自信を持って提供しています。みょうばんを使ったらウニは苦くなるはずなのにどういうこと?と思いませんか?

実は、みょうばんは適切な量だけ使用すればほとんど無味無臭。それどころか、先述の通り、ウニの酸化による苦みや臭みが出るのも防ぐことができるので、かえってみょうばんを使用している方が、品質や味をいい状態で長くキープできるのです。このミョウバンの使い方も、各メーカーの腕の見せ所。上の写真のウニは「ミョウバン極少量」との記載がありますが、少ないみょうばんで味に影響を及ぼさないのはもちろん、遠く産地から東京まで運ばれてきても品質がキープされているのが、ちゃんとしたウニ、ということになります。みょうばん使用=ダメということでは決してないのです。

ところが「みょうばんを使っているウニは苦くて美味しくない」というのも一方で正しい部分があります。実はみょうばんにはどのくらい使用しているのかの使用量の表示義務がありません。つまり、ちょっとしか使用していないウニも、たっぷり使ってバキバキに固めているウニも、どちらも同じ「みょうばん使用」でくくられてしまうのでややこしいのです。

みょうばんが多く使用されるのは、品質が悪く、形が崩れやすいウニ。特にスーパーのパック寿司や飲食チェーンなどで使用される海外産のウニなどは大量のミョウバンでバキバキに形を整えられて、なおかつ冷凍されているので、日持ちはするし、使い勝手は抜群にいいのですが、味についてはやっぱりみょうばんの独特の苦みや渋みを感じてしまいます。こうしたウニを食べて「ウニってツンとする苦みがあって美味しくないよね・・・」と思ってしまうのは無理のないこと。ただこうしたウニは、みょうばんをバキバキに使っているから苦いだけで、みょうばんを適切に使用してウニ本来の味を最大限にキープしているウニまで一緒くたにしてみょうばんはダメと言うのは、かなり乱暴な話になります。

とはいえプロも仕入れにくる築地で扱われているウニはほとんどがちゃんとしたメーカーの商品。ミョウバンを大量に使用した海外ウニは豊洲の時点でスーパーや飲食チェーン向けの大量仕入れの業者さんがごっそり買っていくこともあり、築地ではほとんど見かけることはありません!

みょうばんなしでもウニは時間が経てば苦みは出る!

さらに申し上げると、みょうばんを使っていないウニでも苦くなることは全然ありえます。

先ほど説明したとおり、ウニは普通にしていると、どんどん酸化していき、苦みや臭みが出てきます。みょうばんなしのウニは、みょうばんによる苦みは当然ありませんが、自然劣化(酸化)による苦みの発生には無力。当然みょうばんなしのウニでも時間が経ったら苦みが出てくるのはフツーのことですので、過信は禁物です。

みょうばんなしの箱ウニや塩水ウニが、言うて「そこまで高くない」ワケ

みょうばんなしのウニ

写真は皆さん大好きの無添加・ミョウバンなしのウニ!お値段は1箱で税込み約9500円となります。一方その左側にはみょうばんが使用されている東沢のウニが税込み86400円で売られています。

そう。ミョウバンなしのウニが本当に至高なのであれば、当然、数万円するみょうばんなしのウニや、塩水ウニというのがあって然るべきですが、実はそういった超高級なみょうばんなしのウニはほとんど見かけません。それは何故でしょうか・・・!?

先ほど来、申し上げている通り、いいブランドはいいウニを仕入れて、それを最高の状態に加工して出荷し、それに高い値段が付きます。みょうばん処理が施されないウニ、それは「みょうばんを使わないと流通に耐えられないようなレベルではもちろんないけど、かといって適切にミョウバンを使って品質をキープすれば特別いい値段がつくレベルのウニでもない」という絶妙なラインのウニなのです。要するに、中から中の上くらいの「まあまあのウニ」の一部がみょうばんなしのウニになるということですね。

また、劣化が早いみょうばんなしのウニは小規模な寿司店や居酒屋さんなど一日でウニ一箱を使い切らないような飲食店からは当然敬遠されてしまいます。そういう意味で、みょうばんなしのウニを購入するのは家庭用の一般客がメインとなってしまうところにも、最高品質のウニがみょうばんなしとして流通しづらい事情がありそうです。

”みょうばん真理教”や”みょうばん原理主義”には要注意!

ここまでウニとみょうばんの話を聞いてきていかがでしょうか?ちょっとみょうばんのイメージも変わったのではないでしょうか・・・?

もちろん、好みや信条は人それぞれなので、他人がとやかく言うものではありませんが、それでも築地をウロウロしていると、「みょうばん不使用がいい」と頑なに信じているお客さんによく遭遇します。あまりいい趣味ではありませんが、そういった方を観察していると、ウニ売り場でまずおっしゃるのは「みょうばんを使ってないウニはありますか?」という一言。大体の場合「今日だとみょうばんを使っていないのはこちらの塩水ウニだけですね」みたいな感じでお店の方に返されて「そうですか・・・」と言いながら、ウニをじーっと見つめて、黙って売り場を去っていきます。いやいや、あなたの目の前には、割安な箱ウニも、トップブランドのウニも、いいウニがいっぱいあったのに、立ち去ってどうするの!?という感じですが「みょうばんなし=いいウニ」「みょうばん使用=ダメなウニ」という思考になっているがゆえに、割安なウニや美味しいウニを買い逃してしまっている典型的なパターンです。

また、高級寿司店でムチャクチャいいウニが出てきたときに「これはみょうばんを使ったウニですか?」などとしょうもない質問をして職人さんを困らせる人も少なからずいるでしょう。こんな質問しても誰も幸せにならないことは、ここまでのテキストをご一読いただいた方ならお分かりいただけるかと思います。ちゃんとしたお寿司屋さんがちゃんとしたウニを出しているのに、その一言ですべて台無しになりますよね・・・。

みょうばんなしのウニにこだわることはもちろん悪いことではありませんが、それを絶対のものとしたり、みょうばんを使用したウニを買う人や使っているお店を否定したりするのは、ちょっと行き過ぎと言えます。もちろん産地であればみょうばん無添加の獲れたて・むきたてのウニを食べることができ、それが至高なのは言うまでもありませんが、東京では、いかに自分の舌でみょうばん使用・不使用含めた多くのウニの中から、自分の好みを見つけていけるかが重要となります。

新鮮&割安&すぐ食べるなら、みょうばんなしのウニはおススメ!

ここまでみょうばんなしのウニだからといって必ずしもいいという訳ではないよ、という話をしてきていますが、みょうばんなしのウニがおすすめという場合はもちろんあります。

ひとつは新鮮であるということ!みょうばんなしのウニの最大のメリットは新鮮なウニに手を加えず、そのままの風味が楽しめることです。みょうばんなしのウニを店頭で見つけたら、店員さんに「これは今日の競りですか?」と聞いてみて、そうだよ、ということであれば、日が経っていないのでみょうばんなしの恩恵を最大限に享受できます。

また、先ほど申し上げた通り、みょうばんなしのウニは低品質なウニを使用するとたちまち劣化してしまうので、そこそこのランクのウニが使用されています。すなわち特売などで、みょうばんを使用している同程度のランクのウニより割安であれば、お買得ということになるのでねらい目と言うことになります。劣化の早いみょうばんなしのウニや塩水ウニは特売の対象になりやすく、思わぬ値段で買うことができることもありますよ!

もちろん、新鮮で割安なみょうばんなしのウニを買えたら、すぐ食べるのも重要なポイント!!ウニ本来の味が劣化してしまう前に食べられる環境があるかどうかというのが、みょうばんなしのウニをおすすめするかしないかの分かれ目になると言っても過言ではありません。買った当日に食べられないのであれば、みょうばんありのウニにした方がよいケースは多々あります!

とまあこんな感じで、みょうばんなしのウニを買うべきかどうかというのも、当日のウニの鮮度やセール情報を把握した上で選んでいくということになり、なかなか初心者にはハードルが高いと言えます。ただ、皆さんもう聞き飽きたかと思いますが、築地のサブちゃんなら当日のみょうばんなしのウニの特売情報はもちろん、ウニの入荷タイミングや賞味期限も問い合わせて確認しながらの購入が可能です。「1万円程度の予算でおすすめのみょうばんなしの箱ウニがあればそれをひとつ、なければ5000円くらいの塩水ウニを2パックください」といった感じでの注文もできちゃいますので、気になる方は是非築地のサブちゃんまでLINEでお問い合わせくださいませ!

築地でウニを買うのにおススメのお店

築地魚河岸の外観

さて。それではここからは実際に東京・築地でウニを売っているお店を見ていくことにいたしましょう。

ご存知の通り、築地には多くの鮮魚店がありますが、ひとまず築地でウニを買うなら「築地魚河岸」に行っておきましょう。築地魚河岸は築地市場移転後に設置された、生鮮食品の小売市場で、プロの仕入れや一般のお客さんの買い物に対応しています。築地は近年、観光地化が進んでおり、多くのお店が観光客向けの商品を揃えていますが、築地魚河岸はそれとは一線を画して、基本的にプロの仕入れや普段使いの一般客を相手に商売をしているお店が大半です。

ウニを買いに来る人の多くは飲食店などのプロの方。自宅でウニを買う場合でもプロが買う店で購入するのが正解という訳です。

築地でウニと言えばまずはココ! 築地丸集本店

築地丸集本店

さて。それではさっそく見ていきましょう。まずは築地でウニの品揃えと言えば間違いなくココ!「築地丸集本店」さんです。

見ての通り様々なランクの商品をしっかり揃えているので安いものから最高級品まで、築地でウニを買うならまず「いの一番」に丸集本店さんの店頭を見ておく必要があるでしょう。

築地丸集本店

一年を通して、丸集本店さんの店頭にはウニがたくさん!

高いもの、リーズナブルなもの、国産、ロシア産、その他海外産、みょうばんなしのウニまで、豊洲に集まるウニの代表的なものの多くが丸集さんの店頭に並ぶと言っても過言ではないでしょう。

築地丸集本店

丸集さんの店頭は多くのウニがありすぎて選べない!なんてこともあるかもしれませんが、こんな感じで、お店的に品質のわりにお値打ち感のある目玉ウニが設定されていることが多いので、迷ったときはこちらを購入するのもおススメです。

築地丸集本店

1年を通して入荷が多いので、こうした旬の産地のウニもバッチリ!季節のウニを手に入れたいときにも必見のお店です。

築地丸集本店

北海道や東北産だけでなく、西日本のウニも積極的に仕入れています!

築地丸集本店

丸集さんはトップブランドにも強いのですが、特にはだてのウニの仕入れに力を入れており、他店さんではほぼ見かけない、60gや40gといった小さいサイズのはだてのウニの扱いもあります。いいブランドのウニをちょっとだけ!という場合は丸集さん必見です。

築地丸集本店さんは築地のサブちゃんの提携店舗!築地のサブちゃんにお友だち登録しておけば、築地に行かなくても丸集さんの店頭をスマホで見ながら、お買い得なウニ・イチオシのウニを購入することが可能です!

 <築地丸集本店店舗データ>

電話番号 03-3542-1200
休業日 日曜・祝日・市場休市日
営業時間 5:00~15:00
所在地 東京都中央区築地6丁目26番1号小田原橋棟

箱ウニはもちろん、瓶ウニ、塩水ウニにも強い! サブちゃんコラボ企画も多数!築地丸集小田原橋店

築地丸集小田原橋

続いての築地でウニを扱うおすすめ店舗は築地丸集小田原橋店さんです!

先ほどの築地丸集本店さんの系列のお店ですが、ラインナップは微妙に異なり、本店さんにない商品も置いてあるので、こちらも忘れずに見てくださいね!尚ウニだけでなく、牡蠣や鮮魚、冷凍品の扱いも多いお店で、ウニ以外の目玉商品にも注目です。

築地丸集小田原橋

丸集小田原橋店さんのウニは売り場が限られていることもあり、基本的にはこの日のおススメどころを厳選して揃えています。かといって高くていいものだけを厳選しているイメージではなく、リーズナブルなものや、お買い得なものが中心なので、一般のお客さんには特におすすめのお店です。

値段と特徴もハッキリ書いてあることが多く、値段の理由も分かりやすいので買いやすさでは築地ナンバーワンと言ってもいいかもしれません。お店の方も商品について丁寧に説明してくれます。

築地丸集小田原橋

こんな感じで、賞味期限が近くなったウニをアウトレット品として特売していることも!価格重視ならこうした商品も見逃せません。

築地丸集小田原橋

丸集小田原橋店さんは箱ウニ・板ウニがメインの本店さんに比べて塩水ウニや瓶ウニも充実していることが多いので、こうしたウニが第一候補の場合は、必ず見ておきましょう!

築地丸集小田原橋

特に牛乳瓶ウニなどの入荷するのも難しい人気のウニは独自のルートで仕入れてきていることもあり、築地でもここにしかない(すなわち東京でもここにしかない!?)という場合も多数!このお店の店頭を見ずに築地でウニを買ってはダメ!というレベルです。

丸集小田原橋店さんも築地のサブちゃんの提携店舗なので新鮮なウニを当日配送で購入したい場合や事前予約は是非築地のサブちゃんまでお問い合わせください!サブちゃんユーザーさん限定商品も不定期でありますよ!

 <築地丸集小田原橋店店舗データ>

電話番号 03-3542-1200
休業日 日曜・祝日・市場休市日
営業時間 5:00~15:00
所在地 東京都中央区築地6丁目26番1号小田原橋棟

寿司職人も多数御用達! 大サービス品に要注目!大仲

大仲

続いてご紹介するのはこちらも築地魚河小田原橋棟にある「大仲」さん。こちらのお店は鮮魚や貝類などの扱いが中心ですが、ウニも扱っています。

大仲さんは寿司店などの業者さんの常連が多く、鮮魚と一緒に購入できる、職人さんも納得の品質と値段のバランスとがとれたウニの扱いが中心となります。

大仲

大仲さんの店頭にはトップブランドのウニが並ぶことは滅多にありませんが、ちょっといい和食屋さんやお寿司屋さんで出されているクラスのウニを仕入れ価格で購入できるのがポイント。ウニは奥の棚に陳列されていることが多く、一般の方にはちょっと目につきづらいところにあるので、ご注意ください。値札も武骨な感じですが、味や特徴などを店員さんに訊いたら、本音ベースで教えていただけます。

大仲のうに

ウニを常にそろえている大仲さんは丸集さんと同じく、卸業者さんとの結びつきが強く競りにも慣れているので一般の方向けのサービス品も店頭に並ぶことがあります!こうしたサービス品を狙うのもおススメです!

大仲のうに

大仲さんには塩水ウニもいろいろ!塩水ウニの価格は日によっては築地最安であることも多いので、大仲さんの店頭もウニ購入の際には欠かさずチェックしておきましょう。

大仲さんももちろん築地のサブちゃんの提携店舗!事前予約や当日配送に対応しておりますので、詳しくは築地のサブちゃんまでお問い合わせくださいませ!

 <大仲店舗データ>

電話番号 03-6278-8600
休業日 日曜・祝日・市場休市日
営業時間 6:00~12:00
所在地 東京都中央区築地6丁目26番1号小田原橋棟

築地魚河岸ウニ界のダークホース!超お買い得ウニを不定期販売!! 宮商

宮商のウニ

次にご紹介するのは宮商さんです!

宮商さんは主に冷凍マグロを販売しているお店なのですが、店主は毎日豊洲に赴き、ウニ競りやエビ競りに参加しています。写真にもありますが、そうした競りで安く仕入れができた場合のみ、ウニが店頭に並びます!

業者さん向けに毎日必ずウニを確保しなくてはならないお店ではないので、競りで安くいいものが買えなかったらウニは店頭に並ばないといういさぎよさなので、築地に行った際に宮商さんのウニが買えるかはまさに運しだい!逆に宮商さんにウニがあるときはすなわち「買い」ということになります。

宮商のうに

宮商さんにウニが並ぶときはほとんどが1箱5000円以下!

もちろん宮商さんがウニを買い付けるタイミングはウニ相場が安い時期なので、他のお店もそれなりに安いウニがあるのですが、それでも宮商さんの安さは特筆すべきものがあります。

宮商のうに

ほかのお店ではほとんど見かけない無選別のウニも、安くて美味しければ果敢に買い付けるのが宮商さん!

実際に購入したお客様も「見た目はアレでしたが、味はバッチリでした!」と絶賛でした。

宮商のウニ

安い時にはなんと1枚2000円のウニも!

しかも宮商さんのいいところは仕入れロットが少ないので豊洲で仕入れたウニのほとんどをそのまま当日に売り切ってしまうこと!つまり「賞味期限間近だから安い」ということがないのです!

上の写真には「賞味期限7月9日(日)」とあるので、一見「賞味期限が近いから安いのかしら?」と思いますが、この写真を撮ったのは7月1日の土曜日。賞味期限は一週間以上あって全然余裕です。「これどうして賞味期限を書いてるんですか?」と訊いたところ「安いし、色が黒めだから賞味期限が近いと勘違いする人が多いんだよね~」とのこと。安すぎるとこういう配慮も必要なんですね笑

宮商さんも築地のサブちゃんの提携店舗!上記の通り、安く買えた時しかウニが店頭に並ばない&入るとすぐに完売してしまうお店なので、当日の入荷状況がLINEから確認可能な築地のサブちゃんを利用してお買い物するのがおススメのお店です!是非築地のサブちゃんをLINE友だち登録して、宮商さんのウニ情報をゲットしてください!

 <宮商 店舗データ>

電話番号 03-3542-0550
休業日 日曜・祝日・市場休市日
営業時間 7:00~14:00
所在地 東京都中央区築地6丁目27番1号 海幸橋棟

ハズレなし!!ウニで絶対に失敗したくないならココを見よ! 築地丸集海幸橋店

丸集海幸橋のウニ

次にご紹介するのは丸集海幸橋店さんです!

名前の通り、丸集本店さん、丸集小田原橋店さんの系列でこちらもウニが充実しています。

丸集海幸店さんはまさに目利きと言った感じで、やや値段は張りますが、いいウニを厳選して揃えています。このお店のウニはハズレがないので、多少値段はしても、失敗はしたくない!という場合は丸集海幸橋店さんのラインナップを見ておくのがおススメです!

丸集海幸店さんの店頭状況も築地のサブちゃんならバッチリ配信されますので、是非登録の上、情報ゲットしてください!

 <丸集海幸橋店 店舗データ>

電話番号 03-3542-1200
休業日 日曜・祝日・市場休市日
営業時間 5:00~15:00
所在地 東京都中央区築地6丁目27番1号 海幸橋棟

いいウニをちょっとだけ買いたいなら必見! 堺周

堺周のウニ

続いて紹介するのは堺周さん。こちらは築地では活けのカニの扱いがメインですが、ウニも一部扱っています!

ラインナップは高品質&少量のウニがメイン!堺周さんの豊洲のバイヤーが厳選したウニの中で一般の方におススメするウニが築地に回ってくるのでこちらもハズレなし!少量でいいものをお求めの場合は堺周さんも要チェックです!

 <堺周 店舗データ>

電話番号 03-3542-0577
休業日 日曜・祝日・市場休市日
営業時間 6:00~15:00
所在地 東京都中央区築地6丁目27番1号 海幸橋棟

買いやすさを重視ならココ! 山治

山治のウニ

続いてのご紹介は山治さん!

築地魚河岸の中でも鮮魚の扱いが多く、刺身や切り身での販売など、きめ細やかなサービスに定評があります。

山治さんの置いているウニはまさに「ちょうどいい!」感じのウニ。ここまでご紹介してきたお店は業者さん向けの大きいウニ、品質のいい高級ウニなどでしたが、山治さんの比較的リーズナブルなもので、しかも小さ目の商品がメイン。少量でなるべく安いのがありがたいけど変なものもイヤ!という場合は、山治さんにあるウニを買っておけば間違いありません!デパートや高級スーパーに置いてあるクラスのウニがお安く買えるようなイメージですね!

ご家庭用なら山治さんのウニのラインナップも押さえておきましょう!もちろん築地のサブちゃんでも店頭情報配信しています!

 <山治 店舗データ>

電話番号 03-6260-6920
休業日 日曜・祝日・市場休市日
営業時間 5:00~13:00
所在地 東京都中央区築地6丁目27番1号 海幸橋棟

手間いらずな殻付きウニが大人気! 築地ひき野

ひき野の殻付きウニ

天然マグロからお惣菜まで、築地の中でも一般客のニーズに寄り添った商品ラインナップが人気のひき野さん。ひき野さんではムラサキウニの季節になると写真のような殻付きウニを販売します!殻も剥かれているので、あとはスプーンですくって食べるだけ!手間いらずです!

シーズンの時期には事前予約も可能ですので、是非是非築地のサブちゃんスタッフまでお問い合わせくださいませ!

 <ひき野 店舗データ>

電話番号 03-3541-1127
休業日 日曜・祝日・市場休市日
営業時間 6:00~15:00
所在地 東京都中央区築地6丁目27番1号 海幸橋棟

殻はむかない!その代わりいいものが安い!! 京富

京富のウニ

京富さんは鮮魚がメインのお店ですが、こちらもシーズンになると殻付きウニの入荷があります。

中身を見るためのサンプルは殻が剥かれていますが、基本的にお渡しは無加工!ご家庭で剥いていただく必要がありますが、その代わり、1個あたりのお値段はかなりお安いので、ご自身で下処理できる方には持って来いのお店と言えます!

京富さんも殻付きウニは実入りがいいものが安く豊洲で買えたときのみ入荷するので、京富さんでウニが買えるかどうかはこちらもタイミング次第!築地のサブちゃんの写真配信で、入荷を見逃さずにお買い求めください!

 <京富 店舗データ>

電話番号 080-3719-6417
休業日 日曜・祝日・市場休市日
営業時間 7:00~15:00
所在地 東京都中央区築地6丁目27番1号 海幸橋棟

築地四丁目界隈でもウニは購入可能!観光客向けのお店に注意!

築地場外市場

築地でウニを買う時は築地魚河岸で!ということで、ここまで築地魚河岸でウニを買えるお店をご紹介してきましたが、築地魚河岸の外、いわゆる築地場外・築地4丁目界隈でもウニを購入することは可能です。築地魚河岸は午後の時間帯や水曜日・日曜日などの休市日には営業をしていないことが多いので、そういったときにウニを買いたい場合は4丁目界隈のお店が便利になります。

ウニは鮮魚店や、ウニ専門店などで販売されていますので、各店舗のラインナップを見ながら購入していけばOKです。注意点は観光客向けのお店でないこと、すぐ食べられるような売り方がされていないこと。築地は近年インバウンド観光客が激増しているので、そうした観光客のその場でウニを食べてみたい!というニーズに応えるような商品は総じてお高めになっています。

持ち帰ってご家庭で食べるようなウニや早い時間に仕入れに来れなかった業者さん向けのウニは基本的に適正価格で売っているので、そこまで構える必要はありません。前述の通りウニは変に価格を釣り上げて売れ残る方がリスク。お店にとっては適正価格でしっかり捌いた方が確実に儲かる商品なのです。

ウニの殻

殻付きウニのところでも少し触れましたが、築地に限らず、海鮮のお店が多い観光市場などではムラサキウニやバフンウニの殻だけを仕入れて、そこに海外産の安い冷凍ウニをのせて、けっこうな値段で販売しているお店もあったりします(大抵はその場ですぐ食べられるようになっています)。

「いやこのウニの殻は器だから」と言われればもちろんそのとおりではありますが、新鮮な鮮魚を扱っているお店が集まる場所でそうした売り方をするのはちょっと誤解を招くかも・・・とも思います。特に何も知らない海外の方にそういった商品を売るのは、個人的にはイヤな気分になる光景です。

この記事をご覧いただいている方が、ご家庭用のウニをそういうお店で買うことはないと思うので大丈夫だと思いますが、そういうウニもないことはない、ということだけ頭に入れておいていただければと思います!

<実践編>築地でウニを買うのにおススメのルートをご紹介!

さて。ここまで、座学的にウニの説明やら、おすすめのお店を見てきました。ここまで熟読された方は、かなりのウニ通になっているはずです笑

とは言え「講釈はいいから、築地に行ってどうやってウニ買うのがいいのかを教えてくれよ、お前ら築地に詳しいんだろ?」と思う方も中にはいらっしゃるかと思います。いやでも、その気持ちも分かります。実際のところ築地はお店も人も多く、慣れていないとスムースに買い物するのも一苦労。あれこれ見ながら買うのも楽しいですが、あらかじめ行くお店を決めておいたほうが、売り切れのリスクなども回避できるのでおすすめです。

というわけで、ここからは実際に築地でウニを買う際の築地のサブちゃんスタッフSのおススメのルートを紹介します。自分がプライベートでウニを買うならこういう風に見ていくという、独断と偏見にまみれたルートとなりますが、そのあたりはご了承くださいませ!

①まずは真っ直ぐ築地魚河岸に向かう

Tsukiji Uogashi Fish Market

では実践編いきましょう。まずは築地魚河岸に向かいます。

品揃えを考えると時間は8時30分頃に行くのがおススメです。これより早いとまだ品出しが済んでいないお店もあったり、逆に遅いと売り切れも出てくるので、8時30分くらいがおススメとなります。この時間はプロの仕入れの方も多いので、観光気分でワイワイと行ったり、お子様連れで行くのは控えたほうがよいでしょう。「我が家のウニ仕入れ担当者」になったつもりで、ササっとお目当てのウニをゲットするという心構えでいくべしです。

「どうせ築地のサブちゃんは築地魚河岸の買い物代行サービスだから、ポジショントークでしょ?」という声が聞こえてきますが、ウニの品揃えは築地魚河岸内のお店が圧倒的で「築地魚河岸の外のお店は見るけど、築地魚河岸のお店は見ない」なんてのは、ハッキリ言ってナンセンスな話。休市日や築地魚河岸が開いている時間に行けない場合は仕方ないですが、8時30分頃までに行けるのであれば、行先は築地魚河岸で決まりです。

②品数が多い”丸集本店”と”丸集小田原橋店”の店頭をまず見て相場の傾向を把握する

丸集小田原橋

築地魚河岸は小田原橋棟と海幸橋棟がありますが、まずは小田原橋棟の1階に行きましょう。

ここには先ほどご紹介した「丸集本店」と「丸集小田原橋店」があります。この両店舗は品揃えがすごいので、まずはここを見て訪問日のウニの相場を把握しましょう。

浜中小川のウニ

ウニの売り場についたら、まずはこの黄色と緑のシールが貼ってある「浜中小川」のウニを探してください。他のお店にはないかもしれませんが、丸集さんには必ずあります。

この浜中小川は、安定供給に定評があるメーカーで、一定の品質のウニをほぼ毎日豊洲に出荷しています。そのため、ウニの価格のベンチマーク的な存在になっており、このウニの価格を見れば、この日のウニ相場が高いか安いかが分かるという訳です。

浜中小川のウニは種類も多く、国産の並び、国産のバラ、ロシアの並び、ロシアのバラなどがあるため、自分が見ているウニがどれかをまず把握しましょう。相場が安い時はバラで5000円程度から、まあ普通くらいかなというのが8000円程度、高い時は軒並み1万円を超えてくる、という感じになります(賞味期限の問題で安くなっている場合もあるので、念のためお店に仕入れた日を確認すると確実です)。

浜中小川が5000円程度であれば3000~4000円でもそれなりのウニがゲットできる可能性がありますし、逆に1万円を超えているようなときは箱ウニは諦めて、塩水や小さいサイズのウニに切り替えるなどの判断も視野に入ってきます。

 浜中小川以外のラインナップや産地も見れば、おおよそ、今日はいくら払うとどの程度のランクのウニが買えるかというのが見えてきますよ。

③大仲、宮商のサービス品を確認

宮商のウニ

丸集さん2店舗を見て、おおよその相場の具合を把握したら、次は小田原橋棟の大仲さん、そして海幸橋棟に渡って宮商さんのラインナップを見ます。

ご紹介した通り、この2店舗は箱ウニや塩水ウニの特売をしていることが多く丸集さんのウニのラインナップと比較してお買い得なウニがあるかなどをチェックするイメージです。

正直、250gの箱ウニであれば、ここまでの4店舗の中で気に入ったものを買ってしまってもOKです。

④ニーズに応じてその他の店もチェック

丸集海幸橋のからウニ

もし箱ウニ以外のウニも検討したい、ということであればニーズに合わせて他のお店も見ておきましょう。先ほどご紹介しましたが

◆多少高くてもいいウニが欲しい=丸集海幸橋店
◆いいウニをちょっとだけ欲しい=堺周
◆リーズナブルなウニを少量欲しい=山治
◆殻付きウニが欲しい=ひき野、京富、丸集海幸橋

という感じで見るのがおススメです。

⑤お店の方のアドバイスとご自身の判断軸で購入する

自分の希望のウニに近い商品を見定めたら、最後はお店の方と会話しながら決めましょう。その際はもちろんご自身の判断軸を持って質問をするのがおススメです。このとき「どれが美味しい?」と訊いたら「そりゃ高いのはどれも美味しいよ」となってしまいますし、「どれがお買い得?」と訊いたら「値札見れば値段は分かるでしょ?馬鹿なの?」となってしまうので、そういう漠然とした聞き方ではなく、ある程度自分であたりをつけた上で「これとこれの違いを知りたい」とか「このウニ、見た目は他と比べて微妙ですけど、味はどうなんですか?」「これ妙に安く見えますけど、訳アリなんですか?」といった具合にお店の人しか分からない情報を聞き出して、絞りこんでいくのがコツです。

当然のことながら、見た目、鮮度、味、ブランドなどすべてがパーフェクトなウニはムチャクチャ高くなります。ウニのプラスの情報とマイナスの情報を揃えた上で「これは譲れる」「これは妥協できない」といった具合で思考していくと、冷静な判断がしやすくなります。

ウニの買い物は最終的には「納得感」が重要。情報を集めて比較検討して、自分が納得できるウニを買ってください!!ウニは傷みやすいので、買ったらまっすぐ帰宅して冷蔵庫で保管するのも忘れずに!

築地が遠い!朝起きれない!こんなめんどくさいことできない!という場合は「築地のサブちゃん」を頼るのが吉!

築地のサブちゃんのコンシェルジュ

さあ、というわけで、築地のウニについて長々と語ってまいりましたが、いかがでしたでしょうか?

納得いくウニを買うには、いろいろ頭に入れておくことも多いし、朝8時30分には築地魚河岸に行けとか言うし、そもそも築地に行っても相場が高いこともあるとか言うし、毎週築地に出入りしているおめーらならともかく、一般の人にはこんなのムリゲーだろ、と思われるかもしれませんね。分かります分かります。

でも、そんな方でもご安心!そんな時は築地のサブちゃんです!築地のサブちゃんなら築地に行かずとも、築地魚河岸の各店舗のウニの当日の入荷状況が把握でき、スマホで購入もできちゃいます。当日配送エリアであればお昼ごろにはご自宅にウニが到着。早朝に豊洲で競り落とされたウニをその日のディナーでいただくことができちゃうんです!

サブちゃんのLINE情報

築地のサブちゃんのはLINEで注文を受け付けています!

築地のサブちゃんをお友だちに追加すると、こんな感じで築地魚河岸のおすすめ食材の情報がサービス日の朝に届きます!もちろん、ウニがお買い得なときはウニの情報も!もし「これはいい!」というウニがあればその場でポチっとすれば、購入もできちゃいます。

また築地のサブちゃんでは事前の相談や予約もOK。ご予算や、ご要望を築地のサブちゃんのLINEに送れば、もっともご希望に近い商品を提案させていただいたり、取り寄せすることも可能です!

まずはLINEで築地のサブちゃんまでお問い合わせください!

築地のサブちゃんならウニ以外の築地食材も当日配送!

築地のサブちゃんロゴ

築地のサブちゃんは築地専門の買い物代行サービス!ウニ以外にも提携店舗の食材であればなんでも購入してお届けいたします!

築地のサブちゃんは当日配送(23区)、地方発送と対応!通常の通販と異なり、当日の店頭の状況などを見てどのお店の何を買うかを決められるので、まるで築地にお買い物に来ている気分で、お買い物ができちゃいます!

 

築地のサブちゃんとは?
築地専門の買い物代行サービス「築地のサブちゃん」は、築地魚河岸提携店舗の商品をみなさんの代わりに買って当日配送する買い物代行サービスです(毎週金・土曜日8:30~10:00/当日配送エリア:東京23区。それ以外のエリアは事前配送調整が必要なのでお問い合わせください。また23区内でもエリアや交通規制などで事前に配送調整が必要な場合がありますので事前連絡を推奨いたします)。

「築地は好きだけどなかなか行きづらい」「美味しいお魚を食べたい!」といった時には、築地のサブちゃんがお役に立てるシーンもあるかと思います!ぜひご利用ください!

事前相談がおすすめ!
サービスご利用日当日、いきなりのご注文よりも、「こんなものが食べたいんだけど…」と、事前にご相談いただけると、取り置きのご対応や価格帯の確認などができる場合があり、当日のお買い物がスムーズになります!また混雑日には配送枠の都合で注文をお断りする場合もあるので、どうしてもこの日に食材が欲しい!という場合は必ず事前にご連絡ください!築地のサブちゃんスタッフへの事前相談・お問い合わせはいつでも大歓迎ですので、ぜひお気軽にご連絡くださいませ。

★詳しい注文方法はこちらから→https://tsukiji.siile.jp/instruction/
★当日写真はこちら→https://photos.tsukiji.siile.jp/

築地のサブちゃんでは提携店舗様の商品をサービス実施日8時30分頃より注文用写真ページにアップしているほか、SNSでは随時、提携店舗様の情報や旬のお魚、その料理方法などを発信しております。ぜひ、築地のサブちゃんのLINEでお友達登録、またはTwitterアカウントをフォローのうえ、チェックしてみてください!

Share This