米金の仕入れは大きく二つに分かれます。ひとつは豊洲市場を通じて全国から集まる野菜、もうひとつは農家さんから直接届く産直野菜です。豊洲市場という大きな流通の枠組みを持ちながらも、店頭に並ぶ商品の約半分は産直によるものが占めています。

農家さんから直接仕入れることで、余計な流通を挟まず、より良い商品をできるだけ手頃な価格で提供できるのが強みです。手間を惜しまず土づくりからこだわり、野菜に深い愛情を注ぐ農家さんが多いため、スーパーで手に入るものとは一味違う、美味しい野菜が並びます。

米金が大切にしているのは、何よりも「美味しくて、かつ安全な食材」であることです。さらに旬の野菜は味わいが豊かで栄養価も高く、積極的にお客様へお届けしています。「食べたもので体は作られる」という強い意識のもと、安心して召し上がっていただける食材を選び抜き、店長自身が心から食べたいと思えるものをお客様にも味わってほしいという想いが込められています。さらに「特に子どもたちに、食べることの大切さを知ってほしい」という願いも重ねられています。

そして米金の根底には、「三方よし」の精神があります。お店よし、お客様よし、農家よし。 その理念のもと、農家から直接仕入れを行い、余計な流通を挟まずに良いものを届けることで価格も抑えられます。お客様は安心して“違いのわかる野菜”を手に取ることができ、農家の想いもまたお客様へ届きます。米金は、お客様の声を農家に届け、農家の声をお客様に伝える“橋渡し役”としても機能しています。

単に野菜を売るだけでなく、美味しさと安全を守りながら三方すべてが満たされる関係を築くこと。これこそが米金のこだわりです。

「狼桃トマト」は桃のような形と食味を持つ希少品種。一人の生産者が育てており、出来が悪ければジュースに回すという徹底した品質管理。春のわずかな期間しか出回りません。”松竹梅” というランクがある中で、米金では最高ランクの“松”を扱っています。濃縮された甘みと旨味は、他のトマトとは一線を画す特別な存在です。