堺周
日本橋創業の系譜を受け継ぐ仲卸「堺周」。
築地魚河岸では、毛ガニ・ズワイ・タラバ・ワタリを中心に、伊勢海老やアワビ、ウニなどを厳選。プロの目利きで“安心してすすめられる一杯”だけをお届けします。
堺周の全体像
堺周は、日本橋創業の系譜を継ぐ老舗仲卸として、現在は築地魚河岸・豊洲市場・大宮市場・太田市場に拠点を構えています。築地魚河岸では柱で区切られた三つの区画を運営し、一方の豊洲市場では約三十店舗規模の体制で、取り扱い数量は築地のおよそ十倍にのぼります。豊洲では鮮魚全般を幅広く扱う“量と幅”のオペレーションを担い、国内のサテライトとして大宮・太田を活用しながら、安定供給の基盤を複線的に整えています。
さらに輸出専業の別法人(US拠点)を軸に、米国本土やハワイ、シンガポール、台湾へ新鮮な魚介を出荷。語学対応スタッフと現地の自社配送により、星付きレストランを中心とした得意先にダイレクトに届けています。海外では「良いものにはしっかり対価を払う」という市場特性も追い風となり、輸出部門は国内店舗売上を凌駕する規模へと成長。どの市場でも共通しているのは、長年の経験にもとづくプロの目利きで“良いものだけ”を見極める姿勢です。
堺周 ― 歴史が磨く、築地魚河岸の取扱いと強み
創業の原点は日本橋の魚問屋。市場がまだ日本橋にあった時代からの老舗で、関東大震災を経て市場機能が築地へ移る流れの中、その系譜を受け継いで仲卸へと転じました。現店主は魚の仕事歴45年。毎朝の仕入れでは自らの目で確かめ、「少しでも不安が残る品は売らない」というスタイルです。短期の損得よりも信頼を優先する姿勢が積み重なり、いまもお客様の期待に応える基盤になっています。
築地魚河岸の堺周は、豊洲が鮮魚全般を広く扱うのに対して、毛ガニ・タラバガニ・ズワイガニ・ワタリガニの四種のカニを主軸に、伊勢海老、アワビ(国産・養殖)、ウニ、冬季のフグまで、高級甲殻類と高付加価値商材に的を絞った売場設計が特徴です。
入荷後はすぐに水槽で状態を整え、築地の現場感と段取りで鮮度を保つ。こうして並ぶのは、新鮮な魚介の中でも“胸を張ってすすめられる一杯”だけです。業務用の受注が中心ながら一般の方の購入も可能で、量より質を求めるご家庭にとっては、プロの目利きが選び抜いた素材を安心して手にできる、心強い拠点となっています。
看板商品― 堺周のカニ

毛ガニ
堺周では1年で4箇所の産地の毛蟹のお取り扱いがございます。
- 産地: オホーツク海(3-6月)、噴火湾(7-8月)、道東・釧路・白糠(9-10月)、襟裳(11-2月)
- 特徴: 上記エリアの毛蟹は水温とエサが良く、身質が他よりも良い。

ズワイガニ
鳥取・兵庫では「松葉ガニ」、福井では「越前ガニ」と呼ばれています。毎年11月6日が漁の解禁日で、翌年3月10日頃までがシーズンとなります。堺周で取り扱いのある「松葉ガニ」と「越前ガニ」は身質がとても良いです。

タラバガニ
通年のお取り扱いがございます。堺周では、北海道稚内、ロシアで獲れたタラバガニを扱っています。

ワタリガニ
堺周では、ワタリガニの漁が豊富な宮城県産のワタリガニのお取り扱いがございます。内子・外子が人気のため、メスのみのお取り扱いがございます。シーズンは春と秋です。
仕入れと目利き
堺周の仕入れは、店主自らが豊洲で “見て買う” ところから始まります。
箱単位で買い付けが必要となるカニは、時に“使えない個体”が混じる難しさもありますが、長年の付き合いで培ったセリ人との信頼関係が堺周の強み。産地・サイズ・状態の見立てを共有し、良いロットを確実に押さえることで、店頭には“安心してすすめられる一杯”だけが並びます。売って心配な品は出さないという姿勢が「次もこの店で買いたい」という信頼に直結しています。
おわりに
堺周では自分の目で確かめ、胸を張ってすすめられるものだけを、必要な分だけ届ける。築地の現場感とプロの目利きが息づく品揃えは、業務用として安心なだけでなく、家庭で“本当においしい一杯”を楽しみたい方にも心強い味方です。
特別な日のごちそうに、あるいは自分への小さなご褒美に。新鮮な魚介が持つ純粋なおいしさを、ぜひ堺周で確かめてみてください。