西山水産
築地魚河岸の「西山水産」は、鮭と干物の専門店。
高品質な銀鮭の原料を自社で調達して作っている業界関係者からも評価が高い塩鮭、アジやサバの文化干しなど、毎日の食卓で使いやすい魚を豊富に揃えています。プロの目利きが選ぶ“家庭の主役”を築地からお届けします。
西山水産のこだわり
築地魚河岸の西山水産は、家庭の食卓で使いやすい「最後は焼くだけ・温めるだけ」の品揃えにこだわるお店です。
柱は鮭・魚卵・干物。なかでも自店で半解凍→半割→“振り塩”→切り身まで行う銀鮭は、脂のりの良さが際立つ看板商品。均一な塩水注入ではなく、高品質な原料の素材の力を活かす“振り塩”仕立てだから、焼いたときの香りとジューシーさに違いが出ます。干物はアジとサバの「文化干し」を定番として厳選。解凍後の見映えまで計算されたパッケージで、台所に並べても気分が上がる美しさです。店頭では「定番」の商品と「今日のおすすめ・スポット品」をどちらも扱い、毎週通っても楽しめる売り場作りになっています。築地らしい活気の中でも、
迷わず選べる売場設計がうれしいところ。プロの目利きで選ばれた“毎日の主役”が、無理のない価格で揃います。ご家庭の「いつものごはん」が、ひと口目からちょっと特別になる——そんな体験をお届けします。
お店の歴史
屋号は「西山水産」ですが、現在の舵を取るのは小林家。先代社長の逝去後、豊洲側の代表が依頼を受けて事業を継承し、鮭・魚卵・冷凍魚を柱に50年以上の歴史を重ねてきました。豊洲移転の過渡期には、オープン済みの築地魚河岸と従来市場の“二拠点”が並走する時期が2年ほど続き、現店長はその間に築地側の立ち上げ・運営を担当。ベテランの“重鎮”から3〜4年にわたって現場で叩き上げの指導を受け、仕入れから売場づくりまでの要を身につけました。豊洲では干物を扱わず、鮭・冷凍魚・魚卵の仕入れ動線が集約。
一方、築地は一般のお客さま向けに使いやすい加工品・切り身を強化。店舗拡大時には干物をさらに拡充させました。定番の継続とスポットの妙。築地と豊洲をつなぐ経験とネットワークが、いまの西山水産の土台です。
定番のイチオシ商品

銀鮭切り身(自家仕立て)
チリ産の“ドレス”(頭・内臓を除いた状態)を自店で半解凍し、半割にしてから振り塩、切り身にしています。機械的に塩水を注入する方法と違い、素材の脂と身質を活かす仕立てで、焼いた瞬間の香り・ふっくら・しっとり感が段違いです。業界関係者も「やっぱりいい原料で自店で作ると違うね」と違いを認めるほど明確に違いが出ます。西山水産でしか味わえない銀鮭の切り身をまずは試してみてください。
自店で塩を振っているため時間経過とともに塩が入っていきます。塩が入りすぎないようにすぐに召し上がらない場合は早めに冷凍庫に入れるのがおすすめです。

アジの干物
作りの良さと品質ブレの少なさで選ばれた定番。ふっくらとした身離れ、香ばしい皮目、塩のあたりのバランスが秀逸です。家庭のグリルで失敗しにくく、忙しい日の強い味方。

サバの文化干し
脂のりと塩加減の“ちょうど良さ”にこだわった、リピート率の高い一品。
焼き上がりのボリューム感がありつつ、後味は軽やか。大根おろしやすだちを添えるだけで、食卓が一気に“築地の定食屋”のような満足感に。
“手書き札”の今おすすめの干物
定番以外にもその時だけ入荷のある「今おすすめ」の干物も店頭に並びます。「手書きの札」がその目印。
定番の鮭切り身や干物に加えて、食卓に季節の変化や新しい味の発見ができる商品です。何がいつ並ぶかわからないので、ぜひ毎週売り場写真をチェックしてください。
店舗からのメッセージ
私たちは「高いものが美味しいのは当たり前。美味しくて手の届く価格で、毎日の食卓を豊かにしたい」という思いで、築地の売場に立っています。
保存と味わいのポイントも少し。受け取り時に半解凍の切り身は、すぐに冷凍していただくと“甘塩”の塩加減に。しっかり塩味を感じたい方は、一度解凍してからラップで密着包装→冷凍がおすすめです。焼き方は、まず“シンプルに焼く”こと。身質と脂の良さがいちばん素直に伝わります。ムニエルなどにする場合は、無塩や種類違いを選ぶと相性が良く、レパートリーが広がります。
築地の場内は活気に満ち、日々「新鮮な魚介」との出合いがあります。そのなかで西山水産は、プロの目利きで“毎日の主役”を用意するお店。定番は味に自信があるから、原料が上がってもできる限り続けます。スポット品は「この味でこの価格なら喜ばれる」を合言葉に、きょうの食卓が少し楽しくなる一品を。はじめての方は、どうぞ銀鮭から。次にアジ・サバの文化干しなどの干物も。季節が巡ったら、新物の紅鮭もぜひ。ご家庭の台所に、築地の頼もしさをお届けします。