2025年6月1日〜14日に取引された豊洲市場のウニ相場の動向をまとめました。直近の卸値推移や価格予測をチェックして、飲食店様は仕入れの判断材料にご活用ください。
卸売数量
卸売数量は若干上下あり減少傾向。6月に入り前年より若干少ない傾向。
価格傾向
安値傾向を維持も若干の上昇傾向。前年比較で20-40%安値が続いたが6/12-13は突発的な高値に。
予測推移
前年同時期の傾向として、卸売数量は微増傾向、価格は若干の上昇に転じる見込み。1ヶ月程度の長期でも若干の価格上昇の見込み。
豊洲市場ウニ卸売数量推移
以下のグラフでは、豊洲市場で取引されたウニ(せり)の卸売数量の推移と、2025年6月14日時点の数値を示しています。若干の減少傾向が見られ。前年同時期28日間の平均と比較しても30%程度少ない日もある。

豊洲市場ウニ卸売価格推移
以下のグラフでは、豊洲市場で取引されたウニ(せり・赤)の卸売価格の安値の推移と、2025年6月14日時点の数値を示しています。最新2週間程度の卸売価格は前年と比べても安値を継続しています。一方、昨年の同時期は極端に高い水準であったた、え「過去3年間平均」と比較すると例年と同水準であることがわかります。前年同時期7日間の平均と比較すると20-40%程度の安値、前年同時期28日間の平均と比較すると20-50%の安値であり、昨年に比べると安値傾向が継続していますが、6/12-13は突発的な高値になるタイミングが見られました。
注意: 全てのウニの種類を分析することは複雑になりすぎるため、ウニ全体の価格推移を表現しやすく、データの欠損も少ないせり価格、赤に分類されるウニの価格推移を表しています。そのほかのウニの全体の価格傾向は近くなる想定です。

ウニの今後の価格予測
上記2つの豊洲市場のウニ卸売数量と卸売価格推移のデータ、前年同時期の価格帯と前年翌週/翌月の傾向から、次のような傾向が推測されます。
卸売数量:短期的には同程度の卸売数量または微増と予測されます。月単位でも同様に微増加傾向に転じる見込みです。
卸売価格:6月にはいり若干の価格上昇傾向ですが以前として安値を継続しています。例年通りですと継続して上昇傾向となる見込みです。月単位でも今後は価格上昇となる見込みです。
5月はウニの価格が全体的に抑えられた水準で推移していましたが例年通り少しずつ価格上昇を始めています。突発的な価格高騰はあまり予想しませんが、このまま同様の価格傾向が続く見込みです。飲食店など仕入れを検討されている方は直近の価格を基本に考え若干の余裕をもたせるとよいでしょう。
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ウニ関連のニュース
6月には積丹のウニ漁も解禁で今後も入荷の可能性があります。期待される方、売り場に注目です。すでに入荷が始まっている余市のウニも安定して入荷しています。東北地方でも6月から漁が解禁されています。
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