豊洲市場ウニ相場レポート | 2025年6月第4週 | 価格推移・卸値・市況まとめ

2025年6月22日〜28日に取引された豊洲市場のウニ相場の動向をまとめました。直近の卸値推移や価格予測をチェックして、飲食店様は仕入れの判断材料にご活用ください。

以下のグラフでは、豊洲市場で取引されたウニ（せり）の卸売数量の推移と、2025年6月28日時点の数値を示しています。前週と同程度の入荷傾向ですが、週後半はやや少なめの入荷となりました。

以下のグラフでは、豊洲市場で取引されたウニ（せり・赤）の卸売価格の安値の推移と、2025年6月28日時点の数値を示しています。入荷量が40%落ちこんだ金曜日には価格が60%程度上昇してやや高めの水準となりました。前年や例年の同週比では20%程度高めの水準となります。

注意: 全てのウニの種類を分析することは複雑になりすぎるため、ウニ全体の価格推移を表現しやすく、データの欠損も少ないせり価格、赤に分類されるウニの価格推移を表しています。そのほかのウニの全体の価格傾向は近くなる想定です。

上記2つの豊洲市場のウニ卸売数量と卸売価格推移のデータ、前年同時期の価格帯と前年翌週/翌月の傾向から、次のような傾向が推測されます。

卸売数量：短期的には同程度の卸売数量または微増と予測されます。月単位では例年若干の減少が予想されています。

卸売価格：6月にはいり入荷量が少ないタイミングでの価格が上昇する日が毎週1日程度あります。例年通りですと翌週には若干の上昇が見込まれます。10-20%程度の上昇を見込んでおきながら、入荷量の多いタイミングでは直近と同水準の価格で購入することができそうです。月単位では例年同程度か3%程度の下落となりますので、同水準を想定しておくとよいでしょう。

入荷量のばらつきにより若干の価格変動がありますので、日によって価格の多少の上下は考慮する必要があります。日々の変動はありますが、このまま同様の価格傾向が直近1週間から1ヶ月程度は続く見込みです。飲食店など仕入れを検討されている方は直近の価格を基本に考え若干の余裕をもたせるとよいでしょう。

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6月には積丹のウニ漁も解禁で今後も入荷しておりまる。期待される方、売り場に注目です。すでに入荷が始まっている余市のウニも安定して入荷しています。東北地方でも6月から漁が解禁されています。ロシア産の入荷が不安定と仲卸の皆様から話を聞いております。

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