豊洲市場ウニ相場レポート | 2025年9月第1週(9月1日-9月6日) | 価格推移・卸値・市況まとめ

2025年9月1日〜9月6日に取引された豊洲市場のウニ相場の動向をまとめました。直近の卸値推移や価格予測をチェックして、飲食店様は仕入れの判断材料にご活用ください。卸売数量は減少傾向にあり、価格も短期的な変動が大きく見られます。特に、価格は急落する場面もありました。

以下のグラフでは、豊洲市場で取引されたウニ（せり）の卸売数量の推移と、2025年9月6日時点の数値を示しています。直近数週間の卸売数量は、7日移動平均が約3,000kgから2,649kgに低下し、約–11.6%の減少を示しています。28日移動平均も横ばいからやや減少傾向にあり、過去2〜4週での短期的な数量減少が明確です。9月1日から9月6日にかけては日次での変動が大きく、特に9月5日には1,427kgと大幅な減少が観測されました。前年同期比での7日平均は約–4.8%、28日平均は約–9.6%と前年を下回り、来週以降も数量の減少が続く可能性があります。これにより市場では供給不足が懸念されるため、仕入れ計画の調整が求められます。

以下のグラフでは、豊洲市場で取引されたウニ（せり・赤）の卸売価格の安値の推移と、2025年9月6日時点の数値を示しています。卸売価格は短期的に下落傾向を示しており、7日移動平均が3,564円/kg、28日移動平均が4,038円/kgという水準です。特に、9月6日には直近の価格が1,620円/kgと、前日比–62.5%の急落が発生しました。直近1週間の価格変動は非常に大きく、2025年9月6日には7日平均比で–54.5%、28日平均比で–59.9%と、両移動平均を大きく下回っています。年間比較では、直近単日の価格は前年より低いものの、7日移動平均と28日移動平均ではそれぞれ前年を+47.3%、+83.9%上回っており、長期的には依然として高値傾向が続いています。

注意: 全てのウニの種類を分析することは複雑になりすぎるため、ウニ全体の価格推移を表現しやすく、データの欠損も少ないせり価格、赤に分類されるウニの価格推移を表しています。そのほかのウニの全体の価格傾向は近くなる想定です。

上記2つの豊洲市場のウニ卸売数量と卸売価格推移のデータ、前年同時期の価格帯と前年翌週/翌月の傾向から、次のような傾向が推測されます。来週の予測では、卸売数量は前年同様の傾向の場合、約-34.8%の減少が見込まれています。一方、卸売価格については、来週には+51.8%、来月には+144.7%の増加が予想されています。これにより、供給の増加が価格に下落圧力を与える可能性があるため、短期的には価格の変動が続く見通しです。市場関係者は、数量の減少と価格の変動を見越した仕入れ戦略を考慮することが重要です。

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各地で天候の影響もあり全体的に築地店頭でも価格が不安定な状況が続いています。

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