豊洲市場ウニ相場レポート | 2025年9月第2週(9月7日-9月13日) | 価格推移・卸値・市況まとめ

2025年9月7日〜9月13日に取引された豊洲市場のウニ相場の動向をまとめました。直近の卸値推移や価格予測をチェックして、飲食店様は仕入れの判断材料にご活用ください。数量は全体的に変動が大きく、特に9月12日には930kgと低調な数値が確認されましたが、翌日の9月13日には2,919kgと急増しています。価格については、1,620円/kgから7,560円/kgと日々の振れ幅が大きく、需給の不安定さが見られます。

以下のグラフでは、豊洲市場で取引されたウニ（せり）の卸売数量の推移と、2025年9月13日時点の数値を示しています。卸売数量は8月中旬の約3,526kgから9月13日の約2,490kgへと約29.4%減少しており、短期的な下方圧力が強まっています。直近1週間では日次で数量が大きく変動し、9月12日には930kgと極端に低い水準を記録しましたが、翌日の9月13日には前日比で約213.9%増加し、2,919kgを達成しました。年間比較では、7日移動平均が前年同時期比で+37.3%の上昇を見せているものの、28日移動平均は–3.1%と前年を若干下回っています。今後、数量は来週に約+19.3%の増加が見込まれ、来月には–25.7%の減少が予測されています。需給バランスを考慮した戦略的な仕入れが求められます。

以下のグラフでは、豊洲市場で取引されたウニ（せり・赤）の卸売価格の安値の推移と、2025年9月13日時点の数値を示しています。価格は7日移動平均で約3,780円/kgへと13.8%の減少を示し、28日平均も約8.1%下落していることから、短中期で価格は下落基調にあります。直近の取引では価格が1,620円/kgから7,560円/kgまで大きく変動し、高いボラティリティが確認されています。前年同期比では7日移動平均が+2.9%、28日移動平均が+49.8%と依然として高水準にありますが、特に28日平均は3年間の同期平均と比較して57.0%高い状態です。来週には価格が+44.1%増加する予想で、来月には+120.2%の大幅な増加が見込まれるため、高騰リスクに対する対応策が重要です。

注意: 全てのウニの種類を分析することは複雑になりすぎるため、ウニ全体の価格推移を表現しやすく、データの欠損も少ないせり価格、赤に分類されるウニの価格推移を表しています。そのほかのウニの全体の価格傾向は近くなる想定です。

上記2つの豊洲市場のウニ卸売数量と卸売価格推移のデータ、前年同時期の価格帯と前年翌週/翌月の傾向から、次のような傾向が推測されます。数量面では、来週は+19.3%の増加が予測されていますが、来月には–25.7%減少する見込みです。価格は短中期では下落基調を見せつつも、今後は急騰の可能性があります。需給の変動を踏まえ、迅速かつ柔軟な仕入れ体制の構築が推奨されます。数量と価格の両方で不確定要素が多いため、リスク管理が重要です。

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各地で天候の影響もあり全体的に築地店頭でも価格が不安定な状況が続いています。

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