2025年10月12日〜10月18日に取引された豊洲市場のウニ相場の動向をまとめました。直近の卸値推移や価格予測をチェックして、飲食店様は仕入れの判断材料にご活用ください。近の価格は変動が大きく、特に卸売価格の急上昇が見込まれる一方、卸売数量は減少傾向にあります。
卸売数量
今週の実績は減少傾向で、前週比ではわずかに横ばい。前年比では小幅な増加が見られる。
価格傾向
今週は下落傾向で、前週比でも減少が顕著。前年比較でも弱含み。
予測推移
来週の数量は減少し、価格は約+48.6%の上昇が見込まれるが、来月には価格の大幅な下落が懸念されるため注意が必要。
豊洲市場ウニ卸売数量推移
以下のグラフでは、豊洲市場で取引されたウニ(せり)の卸売数量の推移と、2025年10月18日時点の数値を示しています。全体的に、卸売数量は過去数週間にわたり減少傾向が続いています。具体的には、28日移動平均で見ると9月下旬の約2,640 kgから10月18日時点で約1,936 kgへと減少しています。しかし、直近1週間の7日移動平均では約1,943 kgと、短期的には若干の持ち直しも見られます。ただし、日次の供給量は非常に不安定で、521 kgから4,268 kgまでの大きな変動があります。前年同時期との比較では、多少の増加を見せつつも、3年平均を下回る状況です。来週は前年同様の動きが予想され、卸売数量が約11.9%の減少が見込まれますが、来月には約16.2%の増加が期待されます。
豊洲市場ウニ卸売価格推移
以下のグラフでは、豊洲市場で取引されたウニ(せり・赤)の卸売価格の安値の推移と、2025年10月18日時点の数値を示しています。価格面では、過去数週間のトレンドとして下落傾向が報告されています。直近1週間の実績は約2,700円/kgと、日次で約-16.7%の下落も見られました。また、前年同時期と比べると7日平均で約-9.4%、28日平均では約-48.1%の大幅な減少が確認され、今年は弱含みの価格状況が続いています。今後1週間では、価格帯は約2,400円から3,000円/kgの範囲で推移すると予想されていますが、来週には価格の回復が見込まれ、約48.6%の増加が予測されています。一方で、来月には再び約54.7%の大幅な減少が見込まれるため、価格の変動に対する対応が求められます。
注意: 全てのウニの種類を分析することは複雑になりすぎるため、ウニ全体の価格推移を表現しやすく、データの欠損も少ないせり価格、赤に分類されるウニの価格推移を表しています。そのほかのウニの全体の価格傾向は近くなる想定です。
ウニの今後の価格予測
上記2つの豊洲市場のウニ卸売数量と卸売価格推移のデータ、前年同時期の価格帯と前年翌週/翌月の傾向から、次のような傾向が推測されます。卸売数量については短期的に減少が予測されますが、来月には大きな増加が見込まれています。価格については来週にかけての回復が予想されるものの、その後の月間見通しは再び下落が懸念されています。仕入れのタイミングを重要視し、価格変動に柔軟に対応できるよう準備が求められます。
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